5月31日(水) 今日の給食

ごはん、根菜のカミカミ煮物、ひじきとさつまいもの和風和え、みそ汁
根菜のカミカミ煮物
根菜を使用した、咀嚼を意識した献立です。
ゴロゴロと入った根菜の食感を楽しんで食べてもらえたら嬉しいです!

咀嚼
正しい咀嚼は前歯で食べ物を噛み切り、口を閉じて、舌で食べ物を徐々に口の奥に移動させながら、左右両方の歯をバランスよく使い、奥歯で噛んですり潰して飲み込むという一連の咀嚼運動です。あごを左右に動かして奥歯ですりつぶすグラインディングタイプの咀嚼運動は、あごの骨の発達にも深く関わります。咀嚼、嚥下、発音などの口腔機能はすべて、小さい頃に学習し身につきます。園児の年齢から「正しい咀嚼」が出来ていないと、口周りの筋肉が発達せず、よく「お口ポカン」と言われるように、常に口が開いてしまい、舌の位置が下がります。また、上あごの骨の成長不足や舌側(内側)に歯が傾斜してしまい、歯並びに悪影響を与えます。
歯並びが悪いことにより虫歯や歯周病にもなりやすく、舌の位置が下がることによりいびき、姿勢の悪さ、滑舌の悪さなど、さまざまな問題につながります。また、噛む回数が少ない事で、満腹中枢が刺激されず、食べ過ぎてしまうことにより生活習慣病のリスクにもなると言われています。

⇨正しい咀嚼をするには??
口唇閉鎖が悪いと、食べるときに音がしたり、食べ物を口からこぼしやすくなります。奥歯で噛まずに前歯を使って噛んだり、前歯の裏側に食べ物を入れてしまうと、吸うような食べ方になります。口唇閉鎖を促すような遊び(ストローでコップの中の水を吹いたり、シャボン玉をしたり、色紙をストローで吸い上げたりというような遊び)や前歯でのかじり取りの練習などが効果的です。 
前歯は食べ物を口に入れて、自分の口の中のサイズにあった大きさに噛みきる役目があります。
その噛みきる練習をよくしないと、吸い食べの原因になるので、まずは前歯でかじり取って奥に送る事が大事で、吸い食べをする子には、細かく柔らかい食事だけでなく、硬さのある大きさのある食材を与える事も大切です。

咀嚼する時には、口を閉じる。それを守るだけでも、口輪筋、咀嚼筋、舌が正しく動きます。
足をしっかり床につけ安定した姿勢で噛む事や一口の量を多くならないようにする事、食べ物が口に入っている時に水分を摂取しない事なども重要です。舌と口を動かす「あいうべ体操」などの口遊びも効果的といわれています。
ザクザクスコーン
ザクザクスコーン
ザクザクとした食感が楽しいおやつです。
普段のスコーンはホットケーキミックスや小麦粉で作っているのに対し、強力粉を入れる事で普段とは違う食感を出しています。

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